WinActor v6.3.0が提供されました
WinActor v6.3.0が発表されました。いまいちだったWinActor ver7には移行せずに、WinActor v6.1からv6.3.0にアップデートする予定です。
ちなみに私は、フルライセンス版1台で開発・実行しています。Chromeとエクセルマクロを活用し、どのシナリオも同じような構成にしています。
機能追加
- 画像認識ツール「WinActorEye」
- Firefox操作自動記録
- 管理サーバ・syslogサーバへのログ送信
- WinActorノート ファイラー機能
- WinActorノート バイナリ読み取り機能
機能追加が4つありました。いまのところ使う予定はなさそうですが、WinActorEyeが気になります。WinActorEyeのなかでMicrosoft OCRが使用可能とのことですが、これは動的にOCRが実行できるのでしょうか?あとで試します。
WinActorEye は、ブラウザの表示サイズが変わってもマッチングできる精度が向上します。私の環境では、100%表示を前提にシナリオを作成しているので、画像マッチングで十分です。輪郭マッチングも使いません。
WinActorEyeでは複数の対象をマッチングし、任意の対象を選択できるそうですが、こちらも使用予定はありません。
機能改善
- ログ分割方法の追加
- WinActorノート SSHサーバ接続時のセキュリティ強化
- WinActorノート 画面操作・表示改善
- 管理サーバ接続状態のログ出力
- ライブラリ配置時の変数名重複チェック改善
- エミュレーション実行時の操作改善
- タブ選択時のフローチャート描画位置
- Excel操作 ファイル名入力補助機能の改善
- 特定条件下でのDB連携失敗の解消
- 繰り返しグループにおける付箋の表示改善
- プラグインの有効・無効設定機能
- アップデート時のドキュメントファイルの削除
ログの分割は、「日付で分割2」と「シナリオ実行毎に分割」が増えました。「日付で分割2」に変更します。
WinActorノート等のプラグインを有効・無効に設定できるようになりました。デフォルトは有効ですが、使用していないので「無効」に変更します。
他の機能は現状では使用していません。
不具合対応
- ウィンドウ選択時のエラーメッセージ変更
- 監視ルールに関するエラーメッセージ追加
- 変数グループを257個以上定義できる不具合修正
- 特定動作におけるグループノードの表示修正
その他
- Java実行環境のバージョンアップ
- リリースファイル
WinActorで使用しているJavaの実行環境をOpenJDK「Amazon Corretto」の8.242.07.1にバージョンアップしました。
ライブラリの変更
いくつかのライブラリで「ファイルパスの相対パス入力に対応」と「同名のウィンドウが複数存在する際にウィンドウタイトル以外でウィンドウを区別できない問題を修正」の変更がありました。
他に影響がありそうなところ
Excel操作(値の取得)、Excel操作(値の取得2)
日付型のデータを読み込むとシリアル値になる不具合の修正
ライブラリの新規追加
SSHクライアントを開く(接続先一覧設定)
ファイル受信(SCP・接続先一覧設定)
ファイル送信(SCP・接続先一覧設定)
Eye:マクロ読み込み実行
座標情報取得
座標数取得
新規機能はあまり使わないと思いますが、Ver.6シリーズの最終版のため、6.3にアップデートします。
以上です。
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