TracLightning4.0をインストール

2020年2月21日

TracLightningとは

ものぐさな開発者をターゲットとたプロジェクト管理ツール

最新安定バージョンは3.2らしい。

https://ja.osdn.net/projects/traclight/releases/58714


2013-04-29 TracLightning-3.2.0.exe

3.1.3からの主な変更
・httpdを2.2.21へ更新
・Subversionを1.6.17へ更新
・Trac 0.12.4ja1へ更新
・Jenkins 1.512へ更新
・Jenkins用にJRE(1.7)の同梱
・Jenkinsプラグインの各種更新
・Jenkinsのサービス登録オプションの追加
・プロジェクト作成用Jenkinsジョブの追加
・コマンドライン実行時、service未インストールの場合への対処

開発版の 4がもありました。

https://ja.osdn.net/projects/traclight/wiki/Development%2F4.0.0

https://ja.osdn.net/projects/traclight/wiki/Install4_0_0

せっかくなのでこちらの4をインストールしてみます。

開発版ダウンロード先

https://bitbucket.org/jun66j5/traclightning-4.x/downloads/

Trac 1.0.15
Subversion 1.8.13

参考 Trac Lightning 3.2 のインストール

https://www.doraxdora.com/blog/2017/05/10/post-659/

インストーラーをダウンロード

TracLightning-4.0.0dev-61e22c48ec25.exe

インストール

Windows10 64bitにインストールします。

TracLightningはデフォルトで80番と8980番のポートを利用します。

インストーラーを起動します。

次へをクリックします。

インストールフォルダはデフォルトの「C:\TracLight」のまま、次へをクリックします。

コンポーネントはデフォルトのまま、次へをクリックします。

プログラムグループは デフォルトのまま、次へをクリックします。

サービスのインストールを実行するにチェックを入れて、次へをクリックします。

インストールをクリックします。

.NET Framework3.5のインストールが求められました。

必要なのか不明ですが、とりあえずインストールしました。

PCを再起動します。

起動確認

ブラウザで http://localhost または http://127.0.0.1/ にアクセスします。

プロジェクトを開く

プロジェクト一覧をクリックし、SampleProjectをクリックします。

ログインをクリックし、admin admin でログインします。

admin admin でログインします。

リポジトリを確認

リポジトリブラウザをクリックします。

登録済みのリポジトリが表示されます。

新規プロジェクトの作成

スタートメニューからTracのなかのコマンドプロンプトを起動します。

create-project.bat NewProject1 (←任意のプロジェクト名) を入力します。

プロジェクトが作成されました。

SVNリポジトリの作成

作成したプロジェクトに新規のSVNリポジトリを作成します。

以下の書式のコマンドを入力します。

svn mkdir http://localhost:80/svn/[プロジェクト名]/trunk -m “[コミットメッセージ]" –username [ユーザ名]

今回、実行した内容

svn mkdir http://localhost:80/svn/NewProject1/WebPJ -m “new svn" –username admin

ユーザーとパスワードはadminです。

プロジェクトを開く

作成したプロジェクトを開きます。

作成したSVNリポジトリを開きます。

別のSVNクライアントからアクセスする

作成したSVNリポジトリにブラウザからではなく、他のアプリケーションから利用できるか確認です。

TortoiseSVNをインストールしました。

TortoiseSVN-1.13.1.28686-x64-svn-1.13.0.msi

日本語パッケージ
LanguagePack_1.13.1.28686-x64-ja.msi

TortoiseSVN からリポジトリにアクセス

SubversionのリポジトリのURLは,「⁠http://localhost/svn /<プロジェクト名>」になります。

今回の例 http://localhost/svn/NewProject1/

C:\svnwork を作成し、フォルダ内で右クリック→SVNチェックアウトをクリックします。

リポジトリを入力してOKをクリックします。

チェックアウトが完了しました。

テキストファイルを追加、コミット、更新、コミットしてみた

hello.txtファイルをsvnにコミットしました。

trac上でも確認できした。


差分も確認できます。

anonymous のリポジトリブラウザへの権限が削除できない?

tracは認証していないユーザは “anonymous" としてシステムにアクセスします。

デフォルトで anonymous はリポジトリブラウザを参照できます。ブラウザ上で特定のリビジョンのファイルを参照することができます。ログインユーザー以外は禁止したいため、権限を削除してみました。

管理コンソールの「権限」の「 anonymous 」から リポジトリブラウザ 関連の権限を4つ削除しました。

  • BROWSER_VIEW リポジトリブラウザ でディレクトリの一覧表示を行う
  • LOG_VIEW リポジトリブラウザ でファイルとディレクトリのリビジョンログを表示する
  • FILE_VIEW リポジトリブラウザ でファイルを表示する
  • CHANGESET_VIEW リポジトリへのチェックイン を表示する

しかし、削除しても anonymous が参照できてしまいました。他の権限は正常に反映されたので、リポジトリブラウザのみのバグでしょうか?それとも違う項目?

TracのApatch(Webサーバー)のベーシック認証を有効

管理画面の設定が効かないので、apatchのベーシック認証の設定を有効にするようにしました。

設定ファイル
C:\TracLight\CollabNetSVN\httpd\conf\http.conf

520行目付近のLocationMatch のタグをコピーして、下に追加しました。

<LocationMatch "^/trac/[^/]+/login($|/)">
  AuthType Digest
  AuthName trac
  AuthUserFile "C:\TracLight\projects\trac.htdigest"
  Require valid-user
</LocationMatch>

↑これをコピーして、(loginのURLのときにベーシック認証をする設定です)

↓をその下に追加

<LocationMatch "^/trac/NewProject1/browser">
  AuthType Digest
  AuthName trac
  AuthUserFile "C:\TracLight\projects\trac.htdigest"
  Require valid-user
</LocationMatch>

リポジトリブラウザのURLを開くときにベーシック認証を必須にする設定です。

設定後、再起動して完了です。

以上です。

Systemsubversion,TracLightning

Posted by zzz