WinActorのメール送信ライブラリでGmailを送信その5(複数添付ファイル)まとめ
以前、WinActorでメール送信ライブラリを利用して、Gmailを送信しました。今回はメール送信時に添付ファイルを複数登録できるようにメール送信ライブラリをカスタマイズしました。添付ファイルがない場合も利用できるので、常にこのカスタマイズしたライブラリを利用することにしました。
過去の記事のまとめ↓↓
WinActorのメール送信ライブラリでGmailを送信 その1(基本)
WinActorのメール送信ライブラリでGmailを送信 その2(vbsについて)
WinActorのメール送信ライブラリでGmailを送信 その3(値を変数に)
WinActorのメール送信ライブラリでGmailを送信 その4(ファイル添付)
今回は新たにシナリオ、アカウントを作成しました。
Googleアカウントの用意
gmail.comまたは、独自ドメインのメールアドレスを用意します。
このサイトのドメインは、GSuiteの契約があります。rpa@sugizo.infoを作成しました。

アカウントにログイン後、
安全性の低いアプリ – アカウント設定 を表示します。
無効→有効に変更します。

シナリオを保存するフォルダを作成
シナリオごとに保存するフォルダを分けるルールにしました。
今回は「C:WinActorテスト\メール送信テスト」フォルダを作成し、空のシナリオを保存しました(メール送信テスト.ums5)。

また、3つのテキストファイルを作成しました。
- メール本文.txt・・・シナリオ実行時に一部を置き換えます。本文のテンプレートです。
- メール添付ファイルリスト.txt・・・シナリオ実行時に書き換えます。最初はブランクです。
- シナリオのログ.txt・・・シナリオ実行時に追記します。最初はブランクです。
メール本文.txtを作成
一部をシナリオから置換するようにします。

送信テスト用添付ファイルを作成
「C:WinActorテスト\メール送信テスト」フォルダに2つのファイルを作成しました。
- test1.xlsx
- test1.pdf
この2つのファイルと「実行時のキャプチャ画像」の合計3つのファイルをメールに添付します。
シナリオを作成(メール送信を除く)
最初にメール送信部分以外を作成しました。メール添付ファイルリスト.txtに送信したい添付ファイルのフルパスを書き込みます。
変数を作成
↓の図のように、変数を作成しました。

ログを出力
「ログ記録(ラベル付き)」でログを出力するようにしました。

メール添付ファイルリストに出力
「テキストファイル書込」で書込データを空にすると、書き込みファイルの中身が空になります。

「テキストファイル追記」で添付ファイルのフルパスを追記します。
添付1から添付3のフルパスを追記します。

追記した数、カウントアップします。

画像キャプチャはデスクトップを撮ります。

シナリオを実行する
ここまでで、シナリオを実行しました。
「メール添付ファイルリスト.txt」に3件の添付ファイルが追加されました。

メール送信時に「メール添付ファイルリスト.txt」にあるファイルを添付する処理を追加します。
シナリオを作成(添付ファイルなしのメール送信部分)
変数を作成
↓の図のように、変数を作成しました。

メール送信.ums5でGmail送信
WinActorのメール送信ライブラリでGmailを送信 その1(基本)
を参考にGmailを送信できるようにします。
「スクリプト」タブでコメントを4つ、はずして

「設定」タブで変数と値を設定します。

本文はテキストファイルから読み込み、一部を文字列置換します。

シナリオを実行する
ここまででシナリオを実行します。メール添付を除いて完成しました。

シナリオを作成(添付ファイルを追加)
メール送信.ums5をカスタマイズ
「スクリプト」タブでを追加し、

「設定」タブで変数を設定します。

添付ファイルリストの値を読み込み、メール添付するように
VBScriptを編集します。

'ここから追加 ' [添付ファイルリスト] フルパス fileList = !添付ファイルリスト! Dim fso Set fso = WScript.CreateObject("Scripting.FileSystemObject") Set inputFile = fso.OpenTextFile(fileList) Do Until inputFile.AtEndOfStream Dim lineStr lineStr = inputFile.ReadLine oMsg.AddAttachment lineStr Loop inputFile.Close 'ここまで追加
シナリオを実行する
完成したシナリオを実行します。
3つの添付ファイルがあるメールが届きました。

以上です。
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