Synology DiskStation DS923+
SynologyのNASについてのいろいろメモ。
Synology Inc.(シノロジー)は、 ネットワークアタッチトストレージ (NAS) 製品を専門とする台湾企業です。Synology(シノロジー)のNAS(ネットワークHDD)は、デスクトップモデルの DiskStation シリーズ、オールフラッシュモデルの FlashStation シリーズ、ラックマウントモデルの RackStation シリーズがあります。
SynologyのNASには、DiskStation Manager(DSM)というLinuxベースのOSがインストールされています。基本、GUIでの操作になります。OSのバージョンアップで機能が強化されます。
DSM 7.1(DiskStation Manager 7.1)
2023/1時点の最新の公式リリースでは、SMBファイル共有オプションの改善やより直感的な管理機能、人気のパッケージのアップデートなど、大規模システムの可能性がさらに広がりました。また、システムの監視と保護がこれまで以上に簡単になりました。
Active Backup for Businessを使って、Synology DSMのすべての構成、アプリケーション、データを1台のSynology NASから別のSynology NASに効率的にバックアップして復元できます。
DSM 7.2(DiskStation Manager 7.2)
2023年初頭にリリース予定。
ボリューム全体の暗号化が導入され、共有フォルダベースの暗号化よりもストレージ性能が最大で48%向上するとしている。これは、現在の共有フォルダー レベルの暗号化からの大きな進歩であり、NAS の完全なデータ保護を可能にします。
Mac ユーザーは、Windows の場合と同様に、ネイティブの Synology Active Backup アプリを取得し、NAS に完全なシステム バックアップを簡単に作成できます。 Time Machine と比較して、Synology のバックアップ ソリューションは、複数のデバイスのバックアップをリモートで処理し、中央のダッシュボードからすべてを管理する大規模なチームの管理者にとってより便利です。
また、指定した期間データが変更、削除されることを防ぐ改ざん防止機能を持った「WORM(Write Once Read Many)」フォルダーが導入される。
Hyper Backup は、DSM の組み込みパッケージに少し近づくことで、不変のバックアップだけでなく、これまでの完全な DSM バックアップもサポートします。これは、排他的な Active Back for Business 機能です。
HDD
NASはSSDよりも大容量HDDのほうが向いていると思う。8TBx4(合計32TB)のハードディスクをセットした。
Synology NAS のストレージプール
HDD/SDDの上にストレージプール(RAIDタイプ)を作成する必要がある。Synology独自のSHR(Synology Hybrid RAID Technology)がある。SHR-2を使用する。
SHR-2はRAID6相当。(将来、HDDの拡張がないのであれば、RAID6でもいいのかも??)
Synology NAS のファイルシステム
ストレージプール(RAID)の上にボリューム(ファイルシステム)を作成する必要がある。ext4とBtrfsが選択可能だが、Btrfsを使用する。
個人利用ではなく、会社で利用する場合は、「Btrfs」にすべき。なぜなら「Snapshot Replication」が使えるから。
どの Synology NAS モデルが Btrfs ファイル システムをサポートしていますか?
QuickConnect
有効にした。
共有フォルダ、ユーザー、グループ
利用部署ごとに作成。共有フォルダは作成しただけでは、ファイルの履歴バージョンを保持しません。
Synology Drive Server
Synology Drive Server はファイルの管理、共有、および同期を行うオールラウンドなソリューションです。そのパッケージは 3 つのコンポーネント、Synology Drive Admin コンソール、Synology Drive、および Synology Drive ShareSync で構成されています。
Synology Drive Admin コンソールは、Serverの設定ツールです。
Synology Drive ShareSync は、他の Synology NAS サーバーへの同期タスクを構成することができます。
ユーザーは、Synology Drive をファイル ポータルとみなして、ウェブ ブラウザ、デスクトップ アプリケーション、およびモバイル アプリからそれにアクセスできます。
GoogleDriveのNAS版のようなものです。
![](https://sugizo.info/wp-content/uploads/2023/02/Synology-server-1024x615.jpg)
ファイルのバージョン管理を有効にする
Synology Drive Adminコンソールを起動する。特定のフォルダではなく「共有フォルダ」を指定して「有効」にできます。
Synology Drive Server は将来の復元に備えてファイルの履歴バージョンを保持しますが、これは追加のストレージ領域を占有します。Synology Drive Server がいっぱいになりそうになった時に、バージョン数を変更して、以前のバージョンを削除してスペースを解放してください。
過去のバージョンをダウンロードするには
- DSMで、Synology Drive Adminコンソールのバージョンエクスプローラー
- DSM で、[メイン メニュー] > [Synology Drive] または http://お使いの NAS のプライベート IP アドレス/Drive/
[コントロール パネル] > [ログイン ポータル] > [アプリケーション] の順に移動し、接続設定を構成して Synology Drive 用にカスタマイズされたエイリアスまたはポートを有効にします。
ここでの「Synology Drive 」はWeb版のGoogleDriveのようなもの。
Snapshot Replication
Synologyのスナップショットは、Windows Serverのボリュームシャドウコピーのように、Windowsのエクスプローラから以前のバージョンを参照することができる。
スナップショットはファイルをうっかり上書きしたり削除してしまった際に少し前のデータに復元するための機能。
スナップショットは、外付けのドライブではなく、基本的に同一ボリューム内に保存される。よって、ドライブごとクラッシュした場合の対策にはなりえないわけだが、このスナップショットのデータを別ボリュームにコピーすることで耐障害性をも持たせたのが、「Snapshot Replication」機能である。
特定のフォルダではなく「共有フォルダ」を指定する。
スナップショット機能はファイルシステムがBtrfsのボリュームのみサポートしている。
Active Backup for Business
各PC、ファイルサーバーなどのバックアップとデータ保護を実現し、仮想マシン環境のバックアップもサポートする。Active Backup for Business は、Btrfs ファイル システムの x64 Synology NAS サーバーでのみ実行できます。
使える?
Hyper Backup
Hyper Backupで取得するバックアップは、Hyper Backupバックアップファイル(.hbk)になる。
ただし、ローカル フォルダ & USB(単一バージョン)にするとそのままのファイル形式でコピーされる。
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